ニューヨーク日記その7

実質の最終日、レンタカーを借りて郊外のアウトレットモールに向かいます。天気も予報通りの雨 なのでちょうどいいです。マンハッタンのホテルではレンタカーはホテルまで持ってきてくれません。コンシェルジェに予約をお願いしても、レンタカー店まで歩いて行けとのことでした。しかたなくとぼとぼ10分ほど歩きます。レンタカー屋さんに着くと、店の人に 「キャデラックがあるけど乗るか?」聞かれ、ついつい、じゃあ乗る、と言ってしまいました。ちょっと高いけどまあいいです。手続きが終わってキーだけ渡され、例によって何の説明もありません。バックの仕方も分からなかったので、大声で店員を呼んで尋ねます。ついでにカーナビに行き先も登録してもらいます。こちらから聞かなければ何もしてくれないのがアメリカのクォリティ、でも聞くと以外と丁寧に応対してくれます。アウトレットモールへは1時間強の行程ですが、まず第一の難関は、マンハッタンのラッシュを抜けなければいけないということ。ある程度覚悟はしていましたが、朝9時頃は意外と渋滞もせず、すんなり高速までいけました。高速乗ってマンハッタン島を出てしまえば 、全然すいています。まるで北海道を走っているようです。ロスアンゼルスなんかは郊外も延々と6車線が車の渋滞でしたが、それとは全く違います。車線も2レーンしかありません。楽勝と思いながら目的地に近づくと、E-ZPassというなにやら見なれない標識が目につき始めます。すると目の前に料金所、なんと有料です。ゲートで2ドル少々払います。現金です。どうやらE-ZPassというのは日本のETCみたいなもので、東海岸では有料の高速道路は結構あるようです。そんなこんなで多少道を間違えながらもなんとかアウトレットモールにたどり着きました。大きいとは聞いていましたが 、確かに日本のアウトレットモールの4倍ぐらいあります。雨ということもあって、とても全部は回れませんでした。ハンバーガーで腹ごしらえをして夕刻マンハッタンに戻ります。マンハッタンに入ると夕方の交通渋滞ど真ん中、右や左からくるイエローキャブの無謀な攻撃をかわし、さらに信号無視の歩行者をかわしながらレンタカーショップに無事たどり着きます。はっきり言って素人は運転しないほうがいいです。海外運転百戦錬磨でかつ、普段からウインカーの位置が外車と同じ車に乗っている自分でさえ、毎日運転するのはキツイと思いました。前後左右の車間距離なんて、全部1メーターぐらいで、ガンガン割り込んできます。こっちも割り込まないと一生前に進めません。そんなドライブでも、無事できたので、変な満足感がありました。ホテルまでまた歩いて戻り、コンシェルジュにディナーを予約します。ホテルの隣のステーキハウスで、またポーターハウスをかぶりつき最後の夜を満喫しました。