台湾での運転事情

悲しいことですが台湾は国として認めてられていないので、運転免許センターで発行してもらえる国外免許は使えません。ではどうするかというと、日本の免許に加えて、「免許証の中国語翻訳文」という文書を作成して提示する必要があります。これは日本ではJAFの主要支部で即日発行してもらえます。私は茨木にある大阪支部に行って作ってもらいました。3,394円です。台湾のレンタカーのカウンターで、日本の免許証とこの中国語翻訳文を提示すれば、なんなく車を借りられます。まあ、アメリカでもだいたい、国外免許とともに日本の免許も見せろと言われますから、あまり手間は変わりません。台湾の桃園空港では、到着ロビーにレンタカーのカウンターがすぐにあります。そこで手続きすればタクシー乗り場と同じ場所に直接レンタカーを持ってきてくれます。日本やアメリカのようにシャトルバスでレンタカー屋に移動する必要はありません。車を受けとる際には、日本のように軽く車を一周して傷の有無をチェックします。これはアメリカではないですね。ちなみに高速道路の支払いは、ETCによる後払いです。日本のように高速道路の入り口にゲートはありません。車に張り付けているETCカードを道路が自動検出して、車の返却時に使用履歴が印刷されて清算することになります。金額は日本の5分の1ぐらいなのであまり気にしなくていいです。道路事情はというと、高速道路はほぼ日本と同じぐらいの片側2車線です。渋滞もないです。ただ、台北市内は朝夕渋滞します。車と言うよりバイクが多いので右側からすり抜けるバイクには注意する必要があります。運転は難しいとはいってもマンハッタンに比べれば10倍楽です。あと、信号にはすべて待ち時間が秒数で表示されます。これは台湾独自のものです。残り秒数が見えるので、せっかちな人でもクリーピングしたりしないので、いいことかもしれません。駐車場はと言うと、観光地を含めてあまり無料のところはありません。50元ぐらいとられます。今回はガソリンを入れなかったのでガソリンスタンドの事情はわかりませんでしたが、レンタカー屋のスタッフには95のガソリンをいれろと念を押されました。台北市内の観光であればレンタカーの必要はないでしょう。でも淡水や九份ぐらいまで足を伸ばすにはレンタカーがいいかもしれません。なにより、5分も歩けば汗だくになる暑さをしのぐにはレンタカーが一番いいと思いました。

役に立たない国外免許

中文翻訳書

今回借りた車

駐車場精算機